WRC-15に向けたパブコメとJARLの無自覚

本日配信された JARL のメールマガジンを読んでがっかり.パブコメが募集中という情報だけ知らせてどうするの.人事ですか? このパブコメに対して JARL はこう考えていますという情報を会員に伝えないと意味がないでしょう.自覚が無さ過ぎる.こういう姿勢だから,JARL は日本のアマチュア無線家を代表する団体とは言えないと総務省に言われるのですよ.情けないわ.

総務省が、2015年世界無線通信会議(WRC-15)に向けた我が国の暫定見解(案)に係る意見を募集

総務省は、平成27年(2015年)11月2日〜27日の間、スイス・ジュネーブで開催予定の2015年世界無線通信会議(WRC-15)の議題に対する「2015年世界無線通信会議(WRC-15)に向けた我が国の暫定見解(案)」を作成し、平成26年12月20日から平成27年1月19日までの間、意見の募集をおこなっています。

今回意見を募集している暫定見解(案)の中で、アマチュア無線に関係しているのは、

・議題1.4「5250-5450kHz帯におけるアマチュア業務への二次的基礎での分配」
・議題1.6「固定衛星業務(FSS)への追加一次分配」(10.1/10.4GHzアマチュアバンド関連)
・議題1.10「22-26GHz帯の周波数範囲内での移動衛星業務(MSS)(地球から宇宙、宇宙から地球)への分配」(24GHz帯アマチュアバンド関連)
・議題1.18「自動車用高分解能レーダーのための75.5-78.0GHzにおける無線標定業務への一次分配」(77GHz帯アマチュアバンド関連)

があります。

▽総務省の報道発表
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban10_02000013.html

一般社団法人日本アマチュア無線連盟. “総務省が、2015年世界無線通信会議(WRC-15)に向けた我が国の暫定見解(案)に係る意見を募集”. JARLメールマガジン第214号(2014年12月19日号). (メールマガジン), 入手先 <mailmagazine@jarl.org>, (入手 2014-12-19).

WRC-15に向けたパブコメとJARLの無自覚」への2件のフィードバック

  1. JA3VQW(多田)

    このパブコメの結果集約と総務省の考えが公表されています。
    http://www.soumu.go.jp/main_content/000337778.pdf
    これをみて、がく然としました。日本の行政の常として、パブコメや公聴会で意見を聞いて「お上」が考えを変えることは、まずありません。しかし、意見を出すことが大事です。
    議題1.4=5MHz帯のアマチュアへの2次基礎での配分=に対して意見を出したのは、4人だけです。(私は「個人C」として出ています。)その少なさにも驚いたのですが、JARLは意見すら出していません。
    今のJARLにはアマチュアバンド防衛や拡大に向けて働くという気概はまったくないようです。非常に残念です。

    返信
    1. BEN, JN3VQM 投稿作成者

      多田さん,こんにちは.

      多忙でコメントの承認が遅くなりました.すいません.

      JARL からの意見提出はなかったようですね.心底呆れました.

      総務省, 総務省 総合通信基盤局 電波部 電波政策課 国際周波数政策室. “2015年世界無線通信会議(WRC-15)に向けた我が国の暫定見解(案)に係る意見募集の結果”. 総務省. 2015-01-30. http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban10_02000014.html, (参照 2015-03-13).

      中村

      返信

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