CQ誌2012年4月号の別冊付録『〜世界と語ろうアマチュア無線〜ハムのための3か国語QSO集』を読まれたあるYL局が,カタカナ読みのラバスタでは無くもう少ししっかりした入門書が欲しいと言われていると聞いていました.いい本があるよと思っていたのですが,1年近く放ったらかしにしていました.既に探求済みかもしれませんが,他にも参考になる方がいらっしゃるかもしれないので,記事にしておきます.
趙玲華『本気で学ぶ中国語』ベレ出版,2009年,ISBN:978-4-86064-247-1
http://www.beret.co.jp/books/detail/?book_id=357
私は学生時代と社会人になってからの二度,中国語には挫折しています.学生時代の最初の挫折は教師と性格が合わなかったのが原因.二度目は発音の難しさで挫折.中国の人達とテーブルを囲むと同じ中国人同士でも言葉が通じないという場面が起きて驚く事があったのですが,この本を読んでその理由が理解出来ました.
日本語の発音の種類が、五十音+濁音・半濁音・拗音(ようおん)・ん・ッなどを入れても全部で100ぐらいしかないのに対して、中国語は、音節の数が約400、それぞれの音節には4つの声調(アクセント)があるので、約1,600種類にものぼります。
中国人でも中国語の発音は難しいそうです.知り合いの中国人の通訳の方にこの本を見せたところ,「これがマスター出来たら一生の宝です.中国人でも正しい発音が出来る人は少ないです.私も自信はありません.がんばって下さい.」と言われました.私は頑張れませんでしたがそれはこの本のせいでは無く,多分に私の性格の問題です(笑)
CQ誌2012年4月号
http://www.cqpub.co.jp/cqham/cqhamwww/2012/cq2012_04/index04.htm
初稿:2013-02-06T04:52:00.001Z
最終更新:2013-02-06T08:36:09.103Z