観世寿夫能楽講義のCDが「花もよ」の18号と19号の2号にわけて附いています.
観世寿夫は世阿弥の再来として期待されていたが53歳で早世した不世出の能楽師.この能楽講義は,能楽を卒論のテーマに選んだ学生,大谷いづみさんに朝長の謡を教えたものです.このレクチャーの録音は,大谷さんが記録として持っていたものなので,世に出るのは初めてだと思います.
観世寿夫は能以外の演劇人や音楽家との交流もあり,ギリシャ悲劇やコンテンポラリーにも挑戦していた人なので,古いことも知っている演劇人には知られていると思いますが,今の若い演劇人や声による表現,踊りをしている方も絶対に聴いた方がいいと思います.今聴いてわからなくてもいいから聴いた方がいい.学ぶ立場の時にも教える立場になっても一生役に立つ音源だと思います.
1冊700円,2冊で1,400円.激安です.
能と狂言総合誌「花もよ」
http://www.hanamoyo.info/