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民族學研究 第65巻第1号 特集:音文化の地域的展開を探る-イスラームを手がかりに

“その川田順造氏も参加し、本書の編著者の一人である西尾哲夫氏が主催した『イスラーム世界の音文化』という学際的なシンポジウムが一九九七年に開催されたことがあり、そこには、やはり本書の編著者である私(堀内)と水野信男氏および共同研究メンバーの新井裕子氏が加わった経緯がある。そのときの成果の一部が日本民族学会(現日本文化人類学会)の機関誌『民族學研究』六十五巻一号(二〇〇〇年)「音文化の地域的展開を探る−イスラームを手がかりに」というタイトルで特集として企画され、川田氏の序文とともに四本の論文が掲載された。本書の先駆けとしてこの特集をあわせてお読みいただければ、私たちの意図するものをよりよくご理解いただけるものと思う。”

堀内正樹. “はじめに”. アラブの音文化: グローバル・コミュニケーションへのいざない. 西尾哲夫, 堀内正樹, 水野信男編. スタイルノート, 2010, p.8-8., (ISBN 978-4-903238-41-8).

ということで CiNii で確認したところ,なぜかこの号だけ本文が登載されていない.

http://ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels/AN00408358_ja.html

http://ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels/AN00408358_ja.html

鷹木恵子. 特集, 音文化の地域的展開を探る-イスラームを手がかりに: イスラームにおける二つの「知」の在り方と音文化. 民族學研究. 2000, 65(1), p.9-24. http://ci.nii.ac.jp/naid/110001098804/, (参照 2016-01-25).

堀内正樹. 特集, 音文化の地域的展開を探る-イスラームを手がかりに: モロッコの音文化, イスラームと音の関係について. 民族學研究. 2000, 65(1), p.25-41. http://ci.nii.ac.jp/naid/110001098801, (参照 2016-01-25).

水野信男. 特集, 音文化の地域的展開を探る-イスラームを手がかりに: ウンム・クルスーム研究, レパートリーに投影するアラブ・イスラームの伝統. 民族學研究. 2000, 65(1), p.42-61. http://ci.nii.ac.jp/naid/110001098802, (参照 2016-01-25).

川田順造. 特集, 音文化の地域的展開を探る-イスラームを手がかりに: マンデ音文化とハウサ音文化, イスラーム音文化の地方的展開. 民族學研究. 2000, 65(1), p.62-77. http://ci.nii.ac.jp/naid/110001098803, (参照 2016-01-25).

CiNii に書誌情報が掲載されているのは以上の4本.日本文化人類学会の『文化人類学』『民族學研究』データベースを確認すると民族學研究 第65巻第1号に掲載されている記事は次の9本.堀内正樹氏が書かれているようにこのうち特集に関係があるのは川田順造氏の巻頭言だけのように思われる.

http://www.jasca.org/database/jjca/database.cgi?IDv001=&IDn001=AND&keys1=&keys2=&keys3=2000&keys4=65&keys5=1&keys7=&keys8=&keys9=&joinkeys10=&keys11=&keys12=&keys13=&word=0&print=10

http://www.jasca.org/database/jjca/database.cgi?IDv001=&IDn001=AND&keys1=&keys2=&keys3=2000&keys4=65&keys5=1&keys7=&keys8=&keys9=&joinkeys10=&keys11=&keys12=&keys13=&word=0&print=10

しかし,なぜこの号だけ CiNii に登載されていないのだろう.著作権絡みでトラブルがあったのだろうか.ま,古式ゆかしく複写サービスで手に入れるか古書を探せばいいのですが,一般に販売されている書籍の巻頭で読むことを推奨出来るほど入手が簡単なものではないのは確か.

追記:2016-01-28

堀内正樹氏のウェブサイトにて民族學研究誌に投稿された氏の論文の原稿が PDF で提供されていた.

堀内正樹. “堀内正樹の一般情報(プロフィール): 「モロッコの 音文化–イスラームと音の関係について」『民族學研究』65巻1号、〔pp.25-41〕”. 堀内正樹のホームページ. http://www.fh.seikei.ac.jp/%7Ehoriuchi/labas/information/sound-maroc.pdf, (参照 2016-01-28).

追記:2016-01-29

日本文化人類学会事務局にバックナンバーの頒布について問い合わせた所,回答をいただいた.民族學研究 第65巻第1号は書店経由または学会事務局から購入出来るとのこと.

ちなみに民族學研究の ISSN は 00215023 です.

バックナンバーは1冊3,086円(税込)+送料実費にて販売しております。
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