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3Y/B

UN7PCZ Alexのチームがブーベのペディションを予定しているというニュースが飛び込んできました.先だってアナウンスされたON4WW Markが2016年1月中旬から4月中旬に運用を予定している場所の正反対の場所から,2015年12月から2016年1月にかけての2週間,総勢12名のチームで3Y0Fとして運用するというものです.

3Y0F – Bouvet
http://www.dx-world.net/3y0f-bouvet/

ON4WW Markが予定している場所は,世紀の大ペディションであったクラブ・ブーベによる3Y5Xのベースキャンプがあった西側,3Y0Fが予定しているのは3Y5Xが第2キャンプを予定していたがあまりにも危険なため設営を断念した東側の氷山の上です.

Bouvet Island 2016 Project Presentation
http://www.on4ww.be/bouvet2016.html

3Y0Fも直接,東側の氷山の上に上陸するという事は不可能でしょうから,3Y5Xと同じ西側に上陸し,ベースキャンプを設営した上で,第2キャンプを設営するという流れになると思います.そしてやはり第2キャンプの設営が困難だと判断された場合は,3Y5Xと同様にベースキャンプからの運用のみになると思われます.また,ON4WW Markは1月中旬からの運用を予定しているので,3Y0Fとは入れ違いとなるスケジュールですから,並行して運用される事は無いと思われます.

3Y0Fで一番の問題は資金の確保だと思います.第2キャンプの設営を考えると,3Y5Xと同様にヘリコプターが必要でしょう.3Y5Xの時はJAがバブル時代でしたので,資金面も機材面も支えたのはJAでした.個人でも1万ドルのドネーションをする局もいました.今のJAにはそんな甲斐性はありません.

JAからブーベは冬期のロングパスでの交信しか望めませんから(余程のビックガンであればショートパスも期待出来ますが,声がでかいだけでは交信出来ません.),ON4WW Markが予定している時期よりも,3Y0Fが予定している時期の方が多くのJAが交信出来る可能性が高いです.Markが予定している期間であれば前半,春のコンディションになるまでが勝負です.

※追記:3Y0Fが予定している東側からの運用が実際に行われれば,ショートパスでの交信も望めます.

今年の夏くらいから,ブーベのペディションの噂はありましたから,先にアナウンスされたON4WW Markの計画を聞いて,噂と違うと思われていた方も多いと思います.確かにロメオと仲良し小好のAlexの話ではありますが,事の信憑性も含めて,近々発表される12名のメンバーを見ればはっきりすることでしょう.問題は金やなぁ.やっぱり.